2017-10

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何かが変わった(?)

9月10日に大阪から戻って来ました。ユダヤ暦の新年となり、また祭日ばかりの日々です。

夏の間に行われていた、テルアビブを中心とした大規模なテント村設置によるデモ(全国に広がった)は、とりあえずの収束を見た。そもそもの発端は、エジプトの民衆による砂糖などの生活必需品の値上げ反対から広がった、中東全体の民主化を求めるデモという大きな流れの中で、イスラエルの人々が、「自分たちはこのところおとなしすぎたんじゃないか」と思い始めたことにある。つまりは中東における唯一の民主主義国家という自負が揺らいだのである。カッテージチーズ値上げ反対運動から始まったイスラエルにおける、生活改善を求める今年のデモの流れは、テルアビブ在住の若者たちが、終わりの見えない家賃高騰に抗議して町の中心部に大規模なテント村を設置することで、ピークを迎えた。(と見てきたように書いているが、私は日本に行っていてここにはおりませんでした)。夏が終わった今、そのような大規模な行動は沈静化しているが、人々は「何かが変わった」と感じている。和平交渉が頓挫して大きな傷を負って以来、政治行動というものに対してアパシー状態だった市民がようやく結束して立ち上がったこと、それに対して政治家たちが、このままではまずいと危機感を抱いたことが、重要なポイントだろう。ノーと言うべきときにノーと言っておかなければ、現状でいいのだと為政者に思われてしまう、だからだれもが立ち上がってノーと言う権利を持っているし、言うべきなのだ、ということが国民全体に再確認された。それだけでも、希望である。
テルアビブが物価高で生活していけないなら町を離れればいい、と言い放ったジャーナリストに対して、あるテルアビブ住民は「私はこの町で生まれた。大学を出て今はふつうに仕事をしているのに、なぜ家族で生活がかつかつなのか。なぜ自分が生まれ育った町で、穏やかに暮らせないのか」と言い返した。ある年齢以上の人間の感覚ではもう、推し量れないほど変容した社会システムの中に、若い人たちは放り込まれている。日本でもイスラエルでもそうであることを、ひしひしと感じる。
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