2017-06

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「ちゃる」と「ちゃある」

朝ドラ「カーネーション」を見ていて、やはり関西の言葉における古語の残存率は高いと納得する。今年は私、学科の意向で、学部用の日本語の古文を前後期を通じて2コースと、M.A.用の古文ゼミも受け持つことになっている。今さらこの年齢で、自分の本来の専攻はどうたらとか言える立場ではないけれど、遥かなる道を来たりつるものかな、ではある。そんなに古文のコースを出して誰が登録するのか、と思ったけれど、それなりに登録する学生がいて、とまどっている。しょうがないから、いろいろ勉強しております。人生で最も古文に触れているのが今現在というありさま。よく分からない人生の展開。それで、この主人公の糸子さんが、「忘れちゃあった」と言ったのを聞いて、そうそう、と思い出す。この「ちゃある」は、「てある」であり、「忘れてあった」即ち「忘れていた」のことである。「忘れとった」も「忘れておった」だから同じ。「忘れてしまった」の短縮形は、関東では「忘れちゃった」になるけれど、関西では「忘れてしも(う)た」である(「しまふ」の音便の方向性がちがう)。関西で「ちゃる」は「てやる」のこと。たとえば「~しちゃる」は「~してやる」もしくは「~してあげる」。「~したる」も同じ。しかし「しちゃある」だと、「してある」のことなのです。
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コメント

とっても面白いアル!

いやあ、非常に興味深いです。

鹿児島弁も古語残存率が非常に高いようなのですが、関西以南では、ということなんでしょうか。

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Author:levyyamamori
山森みか
Mika Levy-Yamamori Ph.D.

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